断食の効用

ダイエット・体質改善・食生活の改善・人生を見つめなおす・精神修養・心身の休養・消化機能回復など


ダイエットに断食、プチ断食をやる人が増えています。

当会の参加者では、10代後半から40代位の女性が多いです。

断食合宿に参加すればダイエットは達成できますが、その後の回復食がうまくいくかが問われます。

太ってしまった原因の生活習慣・食習慣が変わらなければ、合宿から戻れば、リバウンドが起こります。


体質改善に断食をするには2週間は必要です。

2週間断食をすることはそう難しいことではありませんが、

不安をなくすために断食中に起こる変化を知っておく必要があります。

 

個人差がありますが、ダイエット断食の場合の心身の状態をあげておきます。

平均的なものです。

 

  • 断食2日前~前日 徐々に食事を減らしていきます。
  • 1日目 空腹感はありますが、決意をして乗り越えます。
  • 2日目 意外と平気ですが、誘惑に勝たないといけないので、決意をあらたにします。
  • 3日目 力がでなくなってやる気がない状態になります。血糖値が下がって頭痛や気持ち悪い感じがでます。梅干、黒砂糖、アミノ飲料などを適量とると楽になります。
  • 4日目 立ちくらみや、ふらふらする感じが出て、ますますやる気がなくなってきます。      急な動作をしないように、特にお風呂やサウナなどは慎重にします。食欲は徐々に落ち着きます。
  • 5日目 体が軽くなって楽な感じになってきます。ゆっくり歩いたり、軽い運動が気持ちいです。
  • 6日目、7日目 食べてないことを感じさせないほど普通の状態になります。
  • 8日、9日 調子が悪かったら、飲み物をとると元気がでます。
  • 10日以降 少しづつ疲れやすく、だるい感じになってきます。
  • 2週間まったく、不調を訴えない人もいます。毎日つらいと言う人もいます。


断食の副作用

好転反応とも言えますが、症状としては不快なものが多いのであえて、副作用といいます。

断食を行うと、身体は急激な変化に対応しようと、様々な反応を起こします。

 

アトピーなどの皮膚疾患は、一時的に悪化することがあります。

また、肩こり腰痛などの慢性的な痛みが、強く出ることもあります。

 

パニックにならず、あらかじめ覚悟しておき、心穏やかに保つようにしましょう。

症状は徐々に落ち着いてくることが多く、

断食を止めると、元に戻ります。




本断食のやり方

本断食では、基本的に水のみの摂取となります。

寒い時期には、白湯や温かいお茶類、症状により梅干し黒糖を適宜摂取します。

代謝をあげたい方、冷え症の方は、生姜やシナモンなど体を温めるものがあるとよいです。



プチ断食のやり

野菜ジュースを食事代わりに摂取します。

ある程度の栄養素が入っていますので、身体にとっても急激な変化がなく、暴飲暴食が多い方、

胃腸が弱い方、痩せ型の方などに向いています。

またホルモンバランスの安定していない若い女性は、無理のないプチ断食をしていただきます。



回復食のやり方

断食期間と同じ期間を回復食にあてるのが一般的です。

消化に優しいお粥などから、よく噛んで少しずつとります。

味噌汁や和食などのさっぱりとしたものがよいでしょう。

スープや温野菜などもいいです。

無理のないよう、徐々に品目、量を増やしていきます。

 

断食後は、急激に食欲が出てしまったり、食べ過ぎて、リバウンドや、

はたまた断食前より状態が悪くなるということが無いようにしなければいけません。

 

回復食のやり方次第で、失敗か成功か大きな分かれ道となります。

 

必ずスタッフの説明をよく聞き、不明点は確認してください。